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Channel: 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』
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【結果】WAVE10・23新木場

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『Weekday WAVE vol.54』
10月23日(火)東京・新木場1stRING(19:00)
※観衆174人


1、マッスルWAVE~again~(15分1本勝負)
○山縣優(10分5秒、片エビ固め)渋谷シュウ●
※筋肉潰


 渋谷シュウミニプロデュース興行で好評だった「リアルマッスルWAVE」のリマッチが行われた。前回は、2分ごとに15秒の筋肉アピールタイムが設けられたが、今回は通常のプロレスルールで対戦。
 入場した渋谷はコーナーにすばやく飛び乗ると、空き缶2つを握り潰すデモンストレーション。マッスルぶりをアピールするも、ロックアップ、手四つの力比べでは山縣が優勢に進める。渋谷もリープフロッグからのアームホイップで攻守を入れ替えると、コーナーに登って筋肉をアピール。背後から見届けた山縣はチョップ、ボディーブローでお仕置きしていくが、渋谷もノーザンライトSHからの串刺しエルボー、スイングDDTでやり返す。続くエルボー合戦は、渋谷がいい音を響かせるも、すぐさま山縣も低空ドロップキック、ミサイル弾で応戦。ならばと渋谷はロープ越えのスタナー、ミサイルキック。返されるとスタナー、スクールボーイで追撃していく。渋谷の丸め込み技に追い込まれた山縣だったが、延髄斬りからのハイキック2連発で流れを変えると、筋肉潰(きんにくつぶし)でマッスル対決2連勝!


2、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
○水波綾&勇気彩&旧姓・広田さくら(15分51秒、片エビ固め)華名&栗原あゆみ&飯田美花●
※ダイビング・ギロチンドロップ


 2ヵ月ぶりのWAVE参戦となった広田は「人妻になったので、こういうところはちゃんと…」と着ていたTシャツを正座して畳むが、受け取ったセコンドの桜花が乱雑に扱うと「だから結婚できねーんだよ!」と勝ち組発言。その広田が栗原を指名してゴングが鳴らされる。栗原は速攻のドロップキックでふっ飛ばし、3人ドロップキックを決める。いきなりピンチが訪れた広田に飯田が串刺しドロップキック、ミサイルキックで続く。ギリギリのところで返した広田は人妻チョップ、人妻足踏み、人妻デコピンで反撃していくが、飯田は冷ややかなビンタ一発でやり返す。替わった華名は広田にヒップアタックを見舞いローキック。すると広田は華名の太腿にビンタで返すという意表をついた攻撃。これで主導権を握ると、華名をロープに張り付けカンチョウ攻撃。すかさず勇気がアトミックドロップで続き、3往復。華名も広田のロープワーク中にアンクルホールドで捕獲。さらに投げっぱなしジャーマンでグロッギー状態にすると、勇気&水波が広田を引きずり戻す。
 強引にチェンジした勇気が華名にバックドロップでお返しすれば、華名はキック、バックブロー、ロシアンフックで応戦。しかし勇気も全部受けきりブレーンバスター! 両者同時にタッチして、今度は栗原と水波がエルボー合戦を繰り広げる。水波がカウンタースピアで試合のペースを握ると、ダイビング・ショルダーアタック、アルゼンチン・バックブリーカー、裏投げ、肩固めで追い撃ちをかける。エスケープされると水波コースターを放つも、飯田がドロップキックでカット。ここで広田が犬神家でアシストしようとするが、水波は無視して栗原と対峙していく。諦めた広田だったが、アクシデントで味方にときめきメモリアル!?  アシストするどころか足を引っ張る形となり、流れは栗 原組に傾いていく。このチャンスに飯田はミサイル2発にフィッシャーマンSH。さらに河津掛けからのグラウンド卍固めと波状攻撃。水波も裏投げで反撃しようとするが、栗原がヘッドバットで邪魔に入ると、すかさず飯田がヨーロピアンクラッチで丸め込む。キックアウトした水波は、広田のときめきメモリアルを受けて、飯田に裏投げ。キックアウトされたものの勝機を見出した水波は、水波コースターからダイビング・ギロチンドロップを投下し、試合を終わらせた。


3、ルチャWAVE(15分1本勝負)
△Leon(時間切れ引き分け)紫雷美央△


 11・27後楽園で開催されるレイナ・デ・レイナにKAGUYAとして出場する美央は、JWPのLeonとルチャの肩慣らし。アームホイップ、アームロックの攻防でファンを魅了するも、Leonがフェースロックを極めると美央は噛み付き攻撃で脱出。怒ったLeonはキャメルクラッチに捕らえると美央の鼻の穴を吊り上げていく。美央もスイングDDTで攻守を入れ替えると、きっちり借りを返していく。Leonのエルボーに、ローキックで応戦する美央だったが、手数で上回ったLeonが美央を対角線にハンマースルー。しかし、美央も串刺しスピアをかわし、ブラ下がり首4の字固めへ。そして、ミサイル弾を狙ったが…かわしたLeonが風車式バックブリーカー。さらに美央のウラカンラナをキャッチして逆エビ固めで絞り上げる。スピアは不発に終わるも、スワンダイブキック、場外に落ちた美央にトップロープからのマッドスプラッシュで追撃するLeon。
 リングに戻ったLeonはトップロープをつたってのミサイルキックに串刺しスピアと試合をリードする。エルボー合戦を挟んだあと、美央がロープに走ると、別角度からLeonがスピア。そして、マッドスプラッシュを狙ったが、美央も剣山で回避していく。残り時間も少なくなり焦るLeonだったが、noki-anバックブリーカーはギブアップならず。美央もウラカンラナで丸め込もうとするも、Leonが体勢を入れ替え攻守が二転三転と変わる。残り30秒を切り、ラストチャンスにかけるLeonがスピア、マッドスプラッシュと畳み掛けたが、カバーにいったところでドローのゴングが鳴らされた。


4、DUAK SHOCK WAVE 2012~タッグリーグ公式戦~Bブロック(20分1本勝負)
○桜花由美&志田光<4点>(18分23秒、片エビ固め)春日萌花●&真琴<2点>
※カカト落とし


 9月からはじまったタッグリーグもいよいよ終盤戦に突入。現在2点のマックロコロスケはこの試合を含めて残り2試合、同じく2点のシダレザクラは、この日が公式戦ラストマッチとなった。アイスリボン・志田と、元アイスリボンの真琴が先発してゴング。ヘアホイップ、ボディースラムをお互いにかけあう。意地の張り合いは真琴がボディースラムからのフットスタンプでひとまず終了。続く春日の関節技に苦戦する志田だったが、風車式バックブリーカーでやり返して、桜花と交替する。桜花は豪快なボディースラムにジャイアントスイング、逆片エビ固めで絞り上げると、春日はホフク前進でエスケープ。ならばとシダレザクラがダブルのブラディーEX。春日もフランケンシュタイナーからトーホールド、足4の字固めで攻勢に出る。春日が真琴とチェンジすると、桜花はすかさずブラディーEX。志田の串刺しニーを挟んで、串刺しビッグブーツをヒットさせる。真琴も春日のアシストを受けて串刺しビッグブーツ、ダイビング・クロスボディー、W・W・ニーを狙う。真琴のチョップ、桜花のビッグブーツが交差するなか、桜花のビッグブーツはカウント2。
 替わった志田が串刺しニーを2連発。真琴もエルボーで応戦し二段蹴りで攻勢に転じると、続く春日がミサイルキックの3連射。志田もパワースラムからのブレーンバスターで形勢を変えると、桜花のネックハンギングボムから後頭部へのスリーカウント。これをカットした春日は桜花の足を集中攻撃していく。そして、ダブルリストアームサルト、真琴のW・W・ニーを挟んで、ダイビング・フットスタンプを投下させる。カットした志田はジャンピング・ニーで流れを変えると、すかさず桜花がバックドロップで続き、合体技のシダレザクラも繰り出す。残り時間3分を切り、桜花が垂直落下ブレーンバスター! これもキックアウトし、驚異的な粘り見せる春日だったが、桜花の顔面蹴りからのカカト落としが決まると、返すことはできなかった。リーグ戦を勝ち星で終えたシダレザクラは4点で終了、11・4新木場で行われる1st Impact と奇跡の隣人の結果を待つこととなった。


◎試合後のコメント
--おめでとうございます。
桜花「ありがとうございます。勝ちました。リーグ戦終了しました。これで一歩、決勝戦には近づいた。負けてたらもう私たちチャンスなかったから」
志田「とりあえず決勝にいくか、あと1試合かってことですね」
桜花「次、シブのところと春日のとこでしょ」
志田「はい」
桜花「私ずっと願っておくわ、ドローになれ、ドローになれって」
志田「ドローになったらラクですね」
桜花「ラクなのよ。どっちも勝ち上がってこなかったらラクなのよ」
志田「今日やった春日さんと真琴さんのところはね、万が一でも勝たないと思います」
桜花「わからないよ」
志田「本当ですか?」
桜花「だって、あっちの2人もおかしんだもん。奇跡の隣人。もう1回、同じチームとやるのはイヤなので、私、リングの隅のほうでやっとくわ」
志田「試合してる人たちの目に入るようにやってください」
桜花「乱入してやろうか? それはフェアじゃないからやらないけど、あとは見てるしかないから、結果待ちになるので」
--同点になっても自信は?
桜花「あります、あります。一回へなちょこに負けているけど、私の首の調子がよくなかったからかな。まあ勝つでしょ。勝って、Aブロック誰がくるのかな」
--女王コンビか大畠かのどちらか。
桜花「どっちもこなきゃいいのに」
志田「ははは。でも女王コンビは…」
桜花「ちょっと怖いね。あそこが息があってきたら怖いね」
志田「大畠組がきたら、私は大畠を」
桜花「そうだね。で優勝して、ベルト!」
志田「そうですね」
桜花「次、後楽園でベルト巻いて、巻いたら私たちの野望としては、いろんな団体のタッグのベルト巻いちゃおうかなという野望があるので、志田とのコンビが息があってきたので、いい感じだと思います。優勝します」


5、DUAK SHOCK WAVE 2012~タッグリーグ公式戦~Aブロック(20分1本勝負)
大畠美咲&○藤本つかさ<5点>(18分9秒、ツカドーラ)GAMI●&中川ともか<0点>


 リーグ初戦を落としてしまい出遅れてしまったWAVEタッグ王者・ハタナカヨウコは、選手コールが終わるやいなや奇襲を仕掛けて場外で暴れまわる。しかし藤本もファンの傘を奪ってGAMIを強打していく。リングに戻るとGAMIのメガホン、中川のドロップキックが藤本に決まる。続いてGAMIがフットスタンプを決めると、中川がボディーブロー、ガットショット、ボディープレスを見舞っていく。主導権を得たGAMIはバックブリーカーからの逆片エビ固め。思わず藤本は「おもーい!」。するとファンも「重い」コールで藤本を支持する。ちょっとめげた様子のGAMIだったが、中川が藤本を首4の字に捕らえ、大畠もついでに捕獲すると、すかさず2人の顔にうがいした水を垂れ流して鬱憤を晴らしていく。精神的なダメージを負った藤本だったが、GAMIの張り付けラリアット、ブレーンバスターを返していき、ようやく大畠とチェンジ。マックロクロスケの反撃がはじまった。まずは大畠がDDT。そしてハタナカヨウコをコーナーに追い込むと、まずは藤本が串刺しドロップキックで前半戦のお返し。間髪入れずに大畠が低空コーナースプラッシュで飛び込んでいく。
 だが、GAMIも簡単には主導権を渡さない。大畠の胸を背後からワシ掴みにして抵抗するも、藤本のサッカーボールがナイスカット。ならばと中川がジャンピングキックからのCRBで大畠にギブアップを迫るが、またもや藤本がメガホンでカットする。大活躍の藤本は中川のドラゴンスクリューを側転でかわし、フィッシャーマンSH3連発もキックアウト。さらにハタナカヨウコの延髄斬りをかわしてコーナーに駆け上がると、中川にビーナスシュートを発射させる。勝負あり!と思われたが、Tommyレフェリーのカウントの下にGAMIが滑り込み、スリーを免れる。続いてGAMIはロープ渡りを狙ったが不発。逆に藤本が張り付けドロップキック。再び場外戦となるなか、藤本がまず生還。遅れてGAMIが戻ると、藤本は極楽固めでギブアップを迫る。中川のカットに助けられたGAMIは連係からストレッチボム。返されるとラリアットも放つが決まらない。ならばと目突きを狙ったが…藤本がサッカーボールで回避。Tommyレフェリーが凶器のボールを取り上げようと目を逸らした隙に、大畠がGAMIに���チビンタ! 間髪入れずに藤本がツカドーラで丸め込み、WAVEタッグ王者から勝利を奪った。


 この結果によりハタナカヨウコの優勝は消滅。11・4新木場で戦慄の女王との公式戦が残っているが、消化試合となることが決定した。落胆の色を隠せないGAMIは「まいど」の声も元気なし。


GAMI「最後に私、たぶんですけど、大畠がニッコリ笑ってムチで殴られた気が…。(ファンの幻覚だよの声に)幻覚あるかい! ちょっと証拠VTR見よう。そこまで出ーへん! 負けちゃった…。えっと、我々優勝できません。優勝はできないので次回、まったくもって勝ち目のない華名と文子。ファンはよう見とけよ。究極のボインタッグ同士やぞ(藤本を見て苦笑)」
GAMI「ちょっと並ぼうか(GAMI&中川&大畠が並ぶ)」
藤本「だからWAVEやだ」
GAMI「F、F、F。スリーFですけど、どう見ても(藤本は)パット入れてAですよね。残念やな。ウチら優勝は逃したんですけど、後楽園はタイトルマッチなので自動的に出れるんですよ。マックロクロスケは優勝したら出れるんちゃう? 全部終わって5点? 一回も負けてないの?」
藤本「はい」
GAMI「ウチら2回やって2回とも負けてるよな。凡女美ィーナスに負けた時点で予想はできてたけど、負けてもいいんですよ。タイトルに勝てばいんです。この流れでいくと勝てるんです。プロレスの法則として。前哨戦で負けるってことは次、本番で勝てるんですよ。このままいくとホールでおいしいところ持っていかせてもらいます。みなさん、本日はホールの前哨戦に来ていただきありがとうございました。後楽園ホール、11月27日火曜日、ド平日の18時30分からタイトルマッチで防衛して、そのまま大師走に繋げたいと思いますので、みなさん、お誘いあわせのうえいろんな人を連れてきてください」


◎試合後のコメント
藤本「余裕です、本当。ウチらでしょ、優勝」
大畠「うん。ウチらしかいないね」
藤本「前哨戦とかいってるけど、前哨戦に勝ったからって次負けるとかセオリーとかないですし、ウチらは連勝しちゃって、WAVEさんは他団体のリングですけど、主役の座を奪いたいと思っています」
大畠「だって2試合して2試合とも負けてるんでしょ。で、次も負けるでしょ」
藤本「しかも凡女美ィーナスに負けてるんですよ」
大畠「そうそうそう。負けて負けて負けて負けですよ」
藤本「それが似合うんじゃないですかね、あのチームは。ウチはもう公式戦終わりですね。1回引き分けがあってちょっと」
大畠「あれは惜しかったね」
藤本「たぶん次、華名&文子とさっきの人たちがやってどうなれば?」
大畠「華名&文子がドローか負ければいいんだよ」
藤本「そうですね。どっちでもウチらは再戦でも」
--自信は?
大畠「あります、自信しかない」
藤本「自信しかないです」
大畠「負けたことないんだよ」
藤本「負け知らずですからウチらのチーム」


記事提供:WAVE


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