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【結果】WAVE1・23新木場

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女子プロレス専門誌『RINGSTARS』 「Weekday WAVE vol.57」
1月23日(水)東京・新木場1stRING
観衆=186人(満員)


1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
水波綾&○中川ともか&ケリー・スケーター(14分27秒、エビ固め)渋谷シュウ●&チェリー&春日萌花
※唸れ豪腕


 江南ダンスが板についてきたケリーが自ら先制を買って出る。春日が受けて立ちドロップキック。ケリーもアームドラッグで応戦する。水波VSチェリーに移ると、手四つからの力比べ。パワーで圧倒する水波に、苦戦するチェリー。チェリー劣勢のまま渋谷がつかまりトレイン攻撃のターゲットになるも、頭脳プレーでかわしていき攻守逆転に成功する。チェリーが中川にヘッドロックを極めれば、渋谷が串刺しエルボー、逆片エビ固めで続く。エスケープされると、今度は春日が串刺しドロップキック、セカンドロープからのドロップキックをお見舞いする。劣勢の中川はドロップキックでやり返し、チェンジした水波がこの借りを返していく。続いてケリーがスクワットから春日を投げると、春日もブラ下がり腕十字、ミサイル弾で応戦し、チェリーが38パンチ、38キック、38クラッシャーで追い討ちをかける。ケリーもランニングキックでやり返し、ボディープレス。そしてチェリーに向かって「クソババア!」とブレーンバスター。チェリーも中川に裏投げで返すと、渋谷がミサイル弾、ノーザンライトSHに繋げる。連係攻撃で攻めるクラシックギャルズだったが、ケリーがキックで流れを変えると、すかさず水波が水波コースター、中川がCRBで追い込む。ギブアップを諦めた中川はフィッシャーマンを狙うが、渋谷もDDTに切り返してタイムマシンに乗ってで丸めこむ。ピンチを迎えた中川だったが、味方のカットに助けられると、ケリー&水波がサンドイッチキックでアシスト。間髪いれずに中川が唸れ豪腕を叩き込み、チームに勝利をもたらした。


2、ムラサキWAVE(15分1本勝負)
○GAMI(13分46秒、首固め)紫雷美央●


 GAMIはリングに入るなりマーライオンの予行練習。これを見た美央は、「絶対イヤだよ! 休憩に売店立つんだから。練習すんなっ!」と必死のアピール。その精神的なプレッシャーもあり、メガホン攻撃に成功したGAMIは「お前とのシングルは今日で最後や!」と、早速ロープ渡りを狙う。しかし、美央が手を放して、これは未遂に。すぐにGAMIはフェースクラッシャーからのフットスタンプ。美央が首4の字固めに切り返す。これをエスケープしたGAMIはポキで攻守を入れ替え、美央の顔面をこすって化粧を落としていく。さらにマーライオンを顔面に噴射させると、恥ずかしさのあまり美央はダウン。なんとかファイティングポーズを取ったものの、今度はロープ渡りが待っていた。絶好調のGAMIはブラ下がり腕十字に繋げたが、美央もすぐにブラ下がり首4の字でお返し。そして、ハイキックからスリーパーに捕える。バックドロップで脱出を試みるGAMIだったが、美央もしぶとく食らいつく。そしてミサイルキックを放ったが、かわしたGAMIがフットスタンプ。ファンのブーイングにGAMIは「絶対イタないもん! 83キロしかないもん!」と、ラリアットで追撃する。さらにストレッチボムを狙ったが、美央はウラカンラナで切り返す。諦めないGAMIはストレッチボムを成功させるも、キックアウトした美央が首4の字固め。これで主導権を握った美央はヘッドバット3連発。間一髪、GAMIはレフェリーの手を掴んでカウントを阻止する。美央のミドルキック、GAMIのラリアットがサク裂し、両者ダウン。残り3分となると土蜘蛛を狙う美央だったが体格差もあり、なかなか決まらない。技の読みあいが続くなか、GAMIが目突きからの首固めで、美央との“最後のシングル”を制した。


◎試合後のマイク
GAMI「アロハ。すごいバッチリメイクやな。あの攻撃でも落ちんって、どんな油性のマジックで描いとんねん。まだまだ当たれると思ってたらしいけど、今日で終わりです。12月30 日で引退するから、今日のあとは30日のバトルまでナシよ」


美央「実感わかない…」


GAMI「そやねん、私もまだ実感がわいてないねん。でも引退は本当にするんです。ウチの某バカな選手が『GAMIさんが引退します。でも本当のところは…』と書いた渋谷といヤツがいます。そのうちシングルマッチと当たると思うけど、覚えとけよ。生きて新木場から出られると思うなよ。でも本当に引退はするんです。よう覚えといてや。1個だけ引退前にお願いが。お願いっていうか、これが叶ったら気持ちよく引退できるなということが…。最後にムラサキ3姉妹やりたいな。美央、GAMI、イオ。ムラサキ3姉妹やりたいな。かなり難しいとは思うんですが、血をわけた兄弟じゃないですか、私たち。違う? いろいろあるんですが、最後にはムラサキ3姉妹やりたいなと思ったので。なんの裏の話とっていません。ぜんぜん難しい話なので、言い捨てて帰ります。最後に言います。ムラサキ3姉妹と組みたいな。よろしくね。ほなさいなら」


◎インフォメーション
インフォメーションコーナーに立ったGAMIは「いままで新年1発目の新木場は赤字なんです。今日は期待できると思います。Tommyさんがニッポン放送で宣伝してきてくれたおかげです」と前置きして、本日の観衆を発表。186人のファンの来場に感謝を述べた。また、広田が帰ったことを確認したGAMIは、公開会見中には明らかにしなった2・3名古屋での大物ゲストをダンプ松本だと公表した。


3、サバイバル4WAVE~レジーナプロローグ~(20分1本勝負)桜花由美vs大畠美咲vs華名vs栗原あゆみ
※時間切れ引き分け


 初代Regina de WAVE決定トーナメントにエントリーした4選手が4WAYで前哨戦を行った。リングに上がるなりにらみ合う桜花、大畠、華名、栗原。緊迫した空気のなか、対角線に立った桜花と大畠が直接対決。大畠の低空コーナースプラッシュをキックで迎撃した桜花は、ビッグブーツを連発。大畠も3発目をトップロープを下げてかわすと、桜花をエプロンに転落。突き落とそうと助走を取る大畠だったが、桜花もロープを下げて回避すると、2人とも場外へ。すかさずリングに上がった華名と栗原がビンタ合戦。チンクラッシャーで仕掛けた栗原に対し、華名は頭部へのキックでやり返す。そしてグラウンドに持ち込み、ワキ固めへ。逃れた栗原が華名を対角線に振ると、生還した桜花が串刺し攻撃。栗原もこれに続いていく。1対2の戦況となった華名だったが、桜花&栗原にネックブリーカーを放つと、栗原にミサイル弾、桜花にはアンクルホールドを極める。桜花が脱出に成功すると、フリーとなった華名の上に、大畠がダイビング・ボディープレスを投下する。戦況は大畠VS栗原にシフトチェンジ。栗原のダイビング攻撃をムチで迎え撃った大畠は、キャメルクラッチへ。エルボー合戦から、ロープに走る大畠だったが、横入りした桜花がカウンターのビッグブーツを狙う。不発に終わると、2人がもつれてサードロープに寄りかかる。すかさず栗原が「座っておけ!」とドロップキックの体勢。しかし、桜花&大畠がダブルのフロントキックで迎撃する。そこに華名が加わり、今度は関節技で桜花を捕獲。華名のキック、大畠のエルボーが交差するなか、大畠はムチ攻撃で主導権を握る。華名が場外に落ちると、栗原がプランチャで華名&桜花を横取り。大畠もすぐに追撃していく。4選手が場外に繰り出すと、試合はさらに白熱。桜花は花道上で大畠にボディースラム。ロープに張り付けてのビッグブーツ。あまりの激しさに大畠は一回転してリング内へ。すかさずダイビング・ボディーアタックを放つ桜花だったが、栗原がカットに入る。続いて桜花VS栗原へ。桜花のビッグブーツをドラゴンスクリューで切り返した栗原は、低空ドロップキック、ミサイル弾を放つ。桜花もブラディーEX式ネックブリーカーからバックドロップ。栗原もヘッドバットからの裏投げへ。華名がカットに入り桜花に裏拳、ロシアンフックをお見舞いするが、今度は大畠がカットに入り華名に逆打ち。キックアウトされると大畠が花マルどっかんを放つが、桜花がブレーンバスターで妨害する。残り3分となり、華名が桜花にカナゴン、ロシアンフック、回し蹴りで畳み掛ける。さらにスリーパーに捕えていくと、大畠がカットに入り、華名にジャーマンSH。キックアウトした華名がお返しのチキンウイングへ。栗原も試合に加わり、桜花を狙う。桜花は栗原へのネックハンギングを放つが、これは華名がカットイン。4選手がかわるがわる丸め込みで勝利を狙うが、互いに邪魔して3カウントには至らない。残り30秒から栗原が大畠に裏投げを放つと、桜花が華名にカカト落とし大畠には垂直落下ブレーンバスターを見舞うが、そこで無念のタイムアップとなった。


4、ZABUN WAVE(20分1本勝負)
浜田文子&○下野佐和子(15分40秒、体固め)山縣優&勇気彩●
※ダイビング雷電ドロップ


 Regina de WAVEに出場する4選手を差し置き、この日、メインイベントに抜擢されたのは、文子への弟子入り志願を続ける勇気彩だった。これまでチャンスを棒に振ってきただけに、今度こそは!の期待がかかる。その勇気は文子に握手を求めるが、文子は無視。すると山縣が「いったれ、下野、下がれ」とお膳立てをする。その甲斐あって開始早々、文子との対戦が実現。エルボーで向かっていく勇気だったが、余裕で受けきった文子は鋭いキック一発で、下野とチェンジする。勇気も下野にショルダータックルを見舞って山縣と交替。山縣が下野を相手コーナーに押し込むと、文子が出て行く。2人の攻防に空気が変わる。文子が胴締めスリーパーを極めるが、山縣もすぐに脱出してにらみ合い。再びスタンディングとなり、文子がハンマーロックにいくが、山縣は切り返しての弓矢固め。勇気に戻すと、文子は勇気を避けるように下野と替わる。力比べでまさった勇気がフロントキック、アトミックドロップと攻めていく。チェンジした山縣がチンクラッシャーで追い討ちをかけロープに走るが、下野がカウンターの体当たりで迎撃。下野は雷電ドロップを放つと、文子とチェンジ。山縣もチンクラッシャーで迎え撃つと、ストレッチマフラー、フェースロックで文子を追い詰めていく。文子のトラースキック、山縣のドロップキックが交互に決まるなか、文子はブレーンバスターからムーンサルトプレスに繋げるが、山縣も寸前でかわしてミサイル弾を発射。ここでもう一度、勇気にチャンスが訪れる。ラリアットで文子に向かっていく勇気。だが、文子は冷静にカウンターのビンタで迎え撃つ。勇気はエルボーで何度も向かっていくが、文子の一発によろけてしまう。それでもひるまない勇気は、文子のムーンサルトを剣山で迎撃しラリアット。さらに山縣がフランケンシュタイナー、フェースバスターでアシストし、勇気がダイビング・エルボードロップを投下する。ビンタを打ち合う、勇気と文子。文子のスピンキックをガードした勇気はジャーマンSH。さらにデスバレー2発に繋げるがカウント2。ここで文子がビンタを仕掛ける。勇気も張り返していくのだが、文子には響かないようで自ら頬を突き出し、「ここだ!」と挑発する。見かねた山縣がドロップキックでもう一度チャンスを作るが、勇気はこれも生かしきれず。結局、文子のライガーボムから、下野がダイビング・雷電ドロップで勝利。絶好調の下野と、スランプの勇気の明暗がハッキリとわかれた。


◎試合後のマイク
山縣「また負けた。なんで負けたかわかるか。わかるか! お前の気持ちが弱いんだよ! でもな、先日の大阪よりちょっとだけ成長してる。浜田文子に打撃合戦ひるまなかった。それだけは評価してやろうか。文子さん、ちょっとは成長してるでしょ? 一度だけ組んでやってもいいんじゃないの? 態度でしめしてみろよ」


文子「成長してる? お前だけがそう思ってる。コイツはなにも成長してない。そう思ってるならいいよ。でも中間にいるお前が勇気彩の相手してたら、お前も死ぬぞ。その覚悟があるならいいよ」


山縣「いいよそれで。中間的な存在かもしれないけど、山縣優は死なないからな。それだけのこといままでやってきたんだよ」


文子「私もだ。私も世界の浜田文子だ」


本部席からGAMIが「世界の浜田文子~。世界の浜田文子~。2月17日、シングルしよ~。途中で割って入ってごめんなさいね。2月17日のFACEでやろう」


文子「誕生日は私に好きなカードを…」


GAMI「やりたい人いるの?」


文子「とくに…」


GAMI「そやろ。12月30日に引退するんですよ。その一環です。やりましょう」と、2・17新宿大会で文子VSGAMIが決定。さらに山縣の申し出に対しても「6人タッグ(文子&山縣&勇気)でいいんですね」と承諾。2・3名古屋大会で組まれることが決定した。


最後は言いだしっぺの山縣が「勇気、一つだけ言っておく。自分は面倒見いいぞ。でも見捨てるのも早いからな。それだけは覚えておけよ」とマイク。勇気もこの思いに「はい」と力強く答えた。


◎試合後のコメント
――残念な結果でしたが。
山縣「残念な結果というか、想定内。想定内をどうひっくり返してくれるかなというのをすごく期待してたんですけど、それに応えることができず、なぜならば心が弱いから。それに尽きるんじゃないですか」


勇気「せっかく今日チャンスをいただいて、また浜田文子選手とできるというチャンスを、自分で消してしまったのが、いまは頭が真っ白なんですけど、とりあえず2月3日に文子選手と組ませていただいて、山縣優選手と6人タッグで試合ができるところまでは決まったので、そこで変わった姿を見せて文子さんに弟子入りしたいと思います」


山縣「変わるというのは言葉で言うのは凄く簡単。自分もここまでくるのに誰もいなかったし、一人でやってきたので、アンタにも危機感を持ってもらいたいし、危機感が足りないから心が折れたりするし、でもね、カード決まったの? 見せてやればいいんじゃないの? かましてやるって感じだよ。自分と文子さんは因縁あるわけじゃないからいがみ合うわけじゃないし、アンタしだいじゃないの」


――心が弱いと思う?
勇気「最後、フィニッシュ技を決めていながらとりにいけてないのが自分の弱さ。それがすごく悔しくて」


山縣「弱さはというより的確に技を出せないのは練習不足であってね、自分がなんで何発しないかってことを考えてみなよ。1発の的確性があるから何発をやることもない。何発もやるってことは技を並べているだけ。その一発を決める練習をすれば」


――変わってきてると自分で思う?
勇気「自分のなかで浜田文子を殺してやろうという気分で毎回、向かっていってて、前の日から寝れないくらい沸いてくるものがあって、あの人とじゃないと、感じられないものがあります」


山縣「見捨てるの早いよ。ウチに見捨てられたら終わりだと思うよ。面倒見もいいけど、見捨てるのも早いし。そんな感じだから頑張りたまえ」


◎試合後のコメント
――勇気はどうだった?
文子「この前の東京じゃなかったですけど、当たらせてもらって厳しい試合になって、今年に入ってからまた大阪のほうで山縣戦があったみたいですけど、メインっていうカードだし、今日。レジーナの争いをしてる4人組がセミになって、じゃあ勇気来るのかなと思ったら期待はずれでした。本当に期待はずれでした。山縣には申し訳ないけど、何も伝わってこなかった。彼女は浜田文子&山縣優とやって自己満足してるのかな? なんか『勇気、頑張りましたよね』っていわれても下野に負けた時点でね。3年目ですよ。変わったって言われても逆に下野、おめでとう、頑張ってくださいって言いたくなります」


下野「この試合が決まった時はまず浜田文子選手と組ませていただけること、そして勇気さんの話題のなかに自分が組み込まれたことですごく今日楽しみにしてた試合で、自分が勝ててうれしいんですけど、浜田さんについて行こうという気持ちは自分のほうが負けない気がします」


文子「後輩になる下野がそういうふうに言ってるぐらいなので何も変わってないんですよ。本人が変わりたいと思えばGAMIさんが12月の試合からスタートしてるんですけど、勇気に対してチャンスを与えていると思うんです。でも、そのチャンスを掴まないと、プロレス界そんなに甘くないので、いくら山縣みたいに変わりましたって言っても、自分であまり言いたくないけど、私だって世界の浜田文子ですよ。それはわかってるわ。わかってますけど、彼女も女子にあがってきて、中間になるポジション。レジーナのベルトに挑戦できる位置にいるから、その意味も含めて勇気大丈夫なの?って本人はわかってるのかな?って。変わりたい気持ちもわかるけど、そのこともをもうちょっと考えたほうがいいんじゃないかな。


――2・3名古屋で6人タッグになりそうだが。
文子「はい、だから最後じゃないですか。私はWAVEに1年上がってきて、ZABUN所属になって第三者として、WAVEいいなと思ってZABUNに入ったので、自分がそう思うってことは他団体も絶対思っています。思っていてて上がれない子もたくさんいると思うんですけど。だったら上がってドンドン干したらいいんですよ。勇気は(干されるなかに)入ってます。そこで勇気がそうなったら、やめるんじゃないですか。NEOは存在しないので、区切りつけないと。ゼロからスタートしないと未来はないです」


――GAMI戦も決まったが。
文子「ね! 他の選手だったら『誰とやりたい?』って聞くんですけど、聞かないまま決まっちゃいましたね。でもやりたい選手いないので、引退ロードではないかもしれないですけど、引退発表してから、本気らしいので、GAMI選手は。本当に12月に引退しちゃうのかなって、そう思ってきた自分もいる。引退ロードじゃないけど、2月17日、やりますかって言われた時に、喜びたいところですけど、なんか悲しいですね。GAMIさんには女子プロレス界にいてほしい選手なんですけど、区切りつけないといけないので、寂しい気持ちを抑えて、たぶんWAVEという団体を思って、その中の選手のことを思って引退されると思うので、その期待を裏切らないように2月17日は強い浜田文子でいきたいと思います」


写真&記事提供:WAVE


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