『Pure-violence road.1』
◆2月10日(日)東京・浅草花やしき内、花やしき座(13:00)
観衆135人(超満員札止め)
▼20分1本勝負
ラビット美兎(7分23秒/ラビストラル)ライディーン鋼
ラビストラルをカウント2で返した鋼は、払い腰の連発からグラウンドに持ち込みギブアップを迫る。しかし丸め込みの応酬から2回目のラビストラルで丸め込んだラビットが3カウントを奪った。
▼20分1本勝負
KAZUKI(11分26秒/K-クラッシャー→片エビ固め)川佐ナナ
ショルダータックルからダイビング・ボディープレス、ジャックナイフで押さえ込むなど果敢に攻め込む川佐。リバース・スプラッシュ式のニードロップを返されたKAZUKIは驚きの表情を見せるが、最後はバックドロップからのK-クラッシャーで快勝した。
▼20分1本勝負
中森華子&○モーリー(11分51秒/ゴリーボム→片エビ固め)倉垣翼&●Sareee
Sareeeのドロップキックから倉垣がラリアットを放つと、一緒に「ファイヤー」のポーズ。しかし連係で上回る中森&モーリーは終盤、モーリーが倉垣をラリアットで打ち倒すとすかさず中森がシャイニング弾。モーリーがSareeeをゴリースペシャルの体勢で背中合わせで持ち上げ、尻もちをついて叩きつける技でフォールを奪った。
▼REINA-CMLLインターナショナル選手権 時間無制限3本勝負
Leon(2-1)阿部幸江
※第3代王者が初防衛に成功
[1]阿部(7分33秒/ミステリオ・ラナ)Leon
[2]Leon(1分58秒/4の字ジャックナイフ)阿部
[3]Leon(10分5秒/キャプチュード・バスター→片エビ固め)阿部
序盤からルチャスタイルに呼応した阿部がミステリオ・ラナで1本目を先取。早い時間で2本目を取り返したLeonは、スピンキックからキャプチュードバスターにつないで決勝の3カウントを奪い王座防衛に成功した。
▼30分1本勝負
○春山香代子&コマンドボリショイ(14分45秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)中島安里紗&●勝愛実
無差別級王者の中島とジュニア2冠王者の勝が久々にタッグを結成。翌週に無差別級挑戦を控える春山はボリショイをパートナーに中島と向かい合った。地元・浅草出身の勝が積極的に技を繰り出し奮戦するも、最後はボリショイの619から春山がラリアット、ダイビング・ギロチンと畳み掛けて勝利した。春山&ボリショイがリングを下りると、マイクを持った中島は「初めてプロレスを見た方、もしくは数年ぶりに見た方、いらっしゃいますか?(数人が挙手すると)昔に比べたら女子プロレスはまだまだ知名度がぜんぜん足りなくて…だけどこうやって熱い闘いを、私たちはずっとやっています。これからもずっと熱く闘って、熱を皆さんに届けていきたいと思ってます」と意気込みを語った。
★中島&勝のコメント
中島「春山さんとの前哨戦だったんですけど、タイトルマッチの勝敗っていうのが1番大事だと思っているので、今回はそういうところよりも初めてこの花やしきっていう会場でやって、普段あんまりプロレスを見ない人たちの目にも触れるっていうことで、そういうところを意識して。初めての方でも入ってきやすいようなプロレスが出来たらいいなって思いながらやりました」
━━勝とのタッグについて。
中島「そうですね、けっこう前に組んでて久しぶりのタッグになったんですけれども、やっぱり愛実もジュニアのチャンピオンとして、これから今年の年末にかけてどんどん上がっていって、年末の後楽園ホールで私の向かいに立ってほしいと思ってるし…。久しぶりに組んでおもしろかったし、もっとこれからはどんどん当たっていきたいし、もちろん一緒に組んで先輩食っていきたいと思ってます」
━━今のコメントを聞いて。
勝「中島選手は自分の中で1番意識していかないといけない選手だと思ってるし、向かっていかないといけないと思います」
━━初めて地元凱旋試合となったが。
勝「花やしきという遊園地の中で試合して、普段女子プロレスを見ない小さい女の子だったりとか女性の方を対象として試合できたか? っていったら今日はあんまり…。会場を見渡したらそういう人はいなかったので、それが現状なのかなって思います。これからもっと1人でも多くの人に女子プロレスの楽しさとかを伝えていけたらと思います」
━━翌週の春山戦について。
中島「勝つ以外ないと思います。せっかく自分が(ベルトを)獲ってもここで春山さんにベルトを戻してしまったら、まったく意味がないと思ってるので。第1歩として先輩超え、春山超えをしていきたいと思います」