11日午後2時より水道橋・マガジンプラスにてAKINO、栗原あゆみ、飯田美花が記者会見を開き7月21日(日)新宿FACE大会の開催を発表。経緯と意気込みを語った。
AKINO「もともと7月21日の新宿FACEを自分が会場を押さえてまして、この日がちょうど自分のデビューした日なんですね。15周年をその日にやろうと以前からずっと思っていたんですけども、先日の栗原あゆみの引退発表を受けまして、最後にもう1度この3人で興行をやろうということで相談して決めました。3人で最後に力を合わせて興行をやって、栗原をちゃんと送り出そうかなと思ってます。今の時点で出場がこの3人しか決まってないんですけどもカードが1つだけもう決まってまして、最後にどうしても自分は栗原と闘いたいので、メインイベントで栗原あゆみvsAKINO。合計で5試合は組みたいと思います」
飯田「ケガの状態で復帰の時期を調整したいんですけども、7月中には復帰したいと思ってるので…。この大会までには復帰したいと思ってます。この大会の前になるか、この日になるかはまだ…ケガの状態で様子を見て決めたいと思います。ケガの状態を万全に調整してこの大会には必ず3人そろってリングに上がれるように。自分もリングに上がって試合が出来るように目指します」
栗原「引退が8月4日に決まって、こうやって最後に秋の栗ご飯興行っていうホントに自分のプロレス人生の中で大きい存在であるAKINOさんと飯田と3人で最後に興行できるっていうことは、ホントにすごいありがたいし自分が1番嬉しいと思っています。AKINOさんとシングル、ホントは引退を決めるもっともっと前に超えなくちゃいけないのがAKINOさんだったんですけども、いまだ超えられず引退が決まってしまったんですけども、自分は8月4日まで上へ上へと向かっていく気持ちは変わらないので。この日は勝たなきゃ意味がないと思っているし、そうしなきゃ自分のプロレス人生にケジメをつけれないと思っているので…ホントにこれが最後なので、ありったけの覚悟をもってこの試合に挑みたいと思います」
AKINO「デビューから15年経って、15年間ずっと一緒にいたわけじゃないんですけれども、栗原あゆみっていうのは自分の中でとても大きい存在で。この子がいなくなるっていうのが自分の中でまだちょっと…整理しきれてない部分もあるんですけど、その気持ちも全部含めて、いつかはこの子とシングルをというのはずーっと考えてたことだったので。今の栗原っていうのは、もう昔の栗原じゃないですから。自分も絶対にコイツにだけは負けたくないっていう気持ちを持って。ケジメとして絶対に闘わなきゃいけない相手が栗原あゆみだと自分は思ってますので。引退とかそういうの関係なくプロレスラーとして今の自分…15年経った自分と同等の選手だと思ってますので。その栗原を自分が負かして、さらにまたこれからも頑張っていくんだという自分の中の覚悟でもあると思うので。自分もこの試合にけっこう、今からワクワクしてる感じです。負けたくないです。負けません」
━━栗原の引退について。
飯田「自分が欠場中の発表だったので、やっぱりケガしたタイミングが悪くて悔しかったなって思ってるんですけど…栗原さんが引退するときにリングの下から見送るのは絶対にイヤなので。8月4日までに復帰しようっていうのを決めてて、その間にこの興行も決まったので絶対に復帰して…今まで1回しかシングルしたことがないので、最後にもう1回闘って見送りたいなと思ってます」
AKINO「さっきも言ったんですけど、まだ自分の中で整理しきれてない部分が大きくて…。引退の理由っていうのも前から相談を受けてたので知ってましたし、この日って決めたら“クソ頑固”なんで…その日に向かってやるしかないと思ってるんでね、この人の場合は。だったらもう、絶対に戻ってこれないように。ホントに何の悔いもなくこの世界を辞めさせてあげないといけないんじゃないかな。それが最後の自分の責任かなと思ってるので。今回のシングルもそうなんですけど、引退までの間の1つ1つずべて後悔のないようなものにしていきたいなと。自分は手伝えるものはすべてやってあげたいなと思ってます」
━━ヒザのケガの状態は?
飯田「軽い運動は…走ったり跳んだりとかは、軽くなんですけど出来るようになって。上半身を鍛えてます(笑)」
━━最後にシングルで当たったのはいつ?
栗原「実はAKINOさんとシングルはあんまりしたことが…(苦笑)」
AKINO「2回ぐらいしかしたことないんじゃないかなと思うんですけど…覚えてるのはデビューしたばっかりのとき」
栗原「2~3回目だと思います」
AKINO「タッグでは当たってますけどシングルはホントないですね。なんか温めすぎて時期がわかんなくなっちゃったんです(笑)。タッグのベルト獲ったときに、いつか闘うんだなっていう真実味が自分の中で出てきてて。やっぱり自分が育てた子だし、どうしても下に見てしまうっていうのが大きかったんですけど、1回あゆみが離れて自分で成長して強くなって帰ってきてまたタッグってなったときに、久々に組んで“あ、この子はもう自分の後輩じゃないな”というのがすごく感じたので。いい時期が来たらシングルマッチやりたいなっていうのを思ってたんですよ。タッグ(のベルト)を獲られて今かな? っていうのがあったんですけど、引退とか関係なく自分は15周年記念でシングルをやろうって決めてたんです。(栗原には)言ってなかったですけど。自分の中では決めてはいたので。引退だからとかそういう感じで決めたわけではないんですよね」
━━ほかに出場してほしい選手は?
AKINO「アジャ・コング選手、GAMI選手、Leon選手に出て頂きたいな~と思ってます。飯田は復帰戦になるかもしれないけど、対戦したい相手とかいる?」
飯田「復帰はGAMIさんと…シングルがしたいと思ってます」
━━この大会では3人でトリオは組まない?
AKINO「今回はナシかもしれないですね。メインのシングルに賭けたいなというのがあるんで」
栗原「この日にはないですね」
━━試合後のイベントについて。
栗原「自分の希望でもあるんですけども、自分がデビューしたのがM’s Style(エムズ・スタイル)という所なので、最後にどうしてもM’s Styleイベントをやりたくて。もちろん飯田も参加で。M’s Styleの試合によく出てくださってた選手…決定しているのが大向美智子さんとGAMI選手。あとは後日発表です」
AKINO「予定ではbaby・Mさんだったり、MICKEY☆ゆかだったり、エムズに関わってくださった方々に声をかけて…」
栗原「babyさん連絡したんですけどアドレス変わってて…(笑)」
AKINO「ぜひ、これ(記事)を見てたら連絡ください(爆笑)」
━━大会にもOGは来場する?
AKINO「どこかの試合でレフェリーしたりとかもおもしろいかなと思うんですけど…」
栗原「エムズといえば試合前のダンスがあって…」
AKINO「それでもいいよね」
栗原「この日にしか出来ない特別なことは考えたいと思ってます」
AKINO「栗ご飯なんですけど、自分の予定ですとちょっとエムズっぽく興行したいなっていうのを思ってます。この人(栗原)はものすごいエムズにこだわりがあって、ずーっと“やりたいやりたい”って言ってたので。最後の望みでエムズの興行復活って形でもいいんじゃないかなと思ってます」