「Weekday WAVE vol.61」
4月26日(金) 東京・新木場1stRING
※観衆169人
1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
華名&○紫雷美央(10分39秒、土蜘蛛)中島安里紗&春日萌花●
4・21札幌大会で新タッグチャンピオンとなったトリプルテイルズ.Sがいきなりオープニングマッチに登場! 獲得したばかりのタッグベルトを新木場のファンに披露しながらの入場となった。序盤は春日がローンバトルを強いられる展開となる。華名はドロップキックを皮切りに、春日を容赦なく蹴り倒していく。美央も続こうとしたが、春日が意地を見せコルバタ。攻守を入れ替え、ようやく中島と交替する。チェンジした中島はミサイル弾で攻勢に転じると、スイングDDTからのぶっこ抜きジャーマンで美央を追い込んでいく。美央の借りを華名がロシアンフック、キックなどで返していくが、中島はキューティースペシャルで返り討ち。見ごたえ十分の攻防のあと、両者同時にチェンジする。春日は美央にブラ下がり腕十字、セカンドロープからのドロップキックを放つと、中島の投げっぱなしジャーマンを挟んで、ジャックナイフで丸め込む。キックアウトした美央は619を敢行。華名のカナゴンスリーパーを挟んで、サンドイッチキックをお見舞いする。春日もクリストで抵抗するが、華名がキックで妨害するとすかさず美央が首4の字固めへ。中島のカットに助けられた春日だったが、間髪入れずに美央が延髄斬り! これがカウント2となると、美央は土蜘蛛で丸め込み、王者の貫録を見せ付けた。
2、サバイバル5WAVE(20分1本勝負)
○中川ともか(8分3秒、エビ固め)山縣優●&大畠美咲●
※丸め込み。ダブルフォール。残りは水波綾、志田光。
ゴング直後から場外戦を含めて混戦模様。ファースコンタクトを終え、まずリングに戻ったのは大畠vs水波だった。大畠が「クソババア!」とえげつないDDTを見舞うと、「クソババア」に反応した山縣がカットに入り、水波と共闘路線を敷く。しかしながら、大畠はそれをあざ笑うかのように退けると、志田に照準を定めていく。中川も便乗して、志田にボディースラム! すかさず中川は大畠に「登れ!」とコーナーに登らせる
も、中川自ら志田をカバー。おいしいところを奪ったため、大畠が中川めがけてダイビング・ボディープレスで舞ったが、中川が寸前でかわして、これまた志田に命中する。そこに共闘路線の水波&山縣が参入。水波が中川に串刺しスピアを見舞うと、その勢いを利用した山縣が水波を裏切りスクールボーイ。
5選手による裏切り行為が続くなか、ついに志田がブチ切れ、「フザけるな!」と竹刀で4選手をメッタ打ちにしていく。Tommyレフェリーに竹刀を奪われても志田の怒りは収まらず、ジャンピングニー、ファルコンアローと攻め込んでいく。中川が水波にCRB、山縣が志田をクロスフェースで捕えると、大畠がムチで蹴散らしていく。主導権がかわるがわる移っていき、ひと段落ついた時には、5人がハーフダウンの状態に。そんななかチャンスを得た山縣が志田にシュバイン。決まったかと思われたが寸前で大畠がカットに入る。ならばと山縣はお仕置きの意味をこめて、大畠にシュバインを放ったが……カバー状態の山縣を中川が飛び入り参加の丸め込み! 山縣&大畠の2人からフォールを奪った。
3、メモリアルWAVE~栗原あゆみ引退ロード1(15分1本勝負)
○栗原あゆみ(7分47秒、体固め)旧姓・広田さくら●
※裏投げ
8月4日に引退する栗原あゆみの引退ロードが今大会よりスタートした。初戦の相手に選ばれたのは、旧姓・広田さくらだ。広田は、栗原の憧れの人・北斗晶のコスプレで登場。『オロ・デ・レイ』に乗って入場すると、先入場の栗原は、両手で顔を覆う。なかなかのクオリティーにファンからは笑いまじりの声援が飛んだが、栗原だけはマジで感激したようだ。広田「あゆみ来てやったぞ。引退するんだってな。私を見て憧れたんだろ? いいか、お前遠慮しないで来いよ。心のプロレスをみせて……」まで言ったところで、現実に目覚めた栗原が強烈な張り手! そして、ドロップキッ クを叩き込んでいく。広田「確かに遠慮するなと言いましたけど、お前私を誰だと思ってるんだ! 笑ってんじゃねーよ。健介出すぞ、健介! お前な、張り手は心でやるんだよ。見せてやるよ!」と張り手で 返そうするが、栗原はガードして張り手返し。そして、「もう一丁、行くぞ~!」とドロップキックをお見舞いする。手四つの攻防となると、広田は噛み付き攻撃。さらにはラ・カチョーラで栗原を張り付けると、助走をつけて、ほっぺにときめきメモリアル。これで主導権を握った広田は、セカンドロープからのミサイルキックを放っていく。広田「私はデンジャラスなんだよ」とグーパンチを狙うが、かわした栗原がゴツンとグーパンチ! 広田もバックスピンキックを放って攻勢に出ると、「ちょっと待て! 引退だ ろ? こんな自分が言うのもなんだけど、こんな偽者とでいいのか。ここはWAVEのリングだろ? 出て来てくださ~い」と花道に目を向ける。思わず栗原も花道に視線を送るが、もちろんウソ。すかさず広田はノーザンライトボムを仕掛けるが、崩れて自滅に終わる。ちょっと期待してしまった栗原は、馬乗りになって「ウソつきやがったな!」とパンチを振り下ろしていく。広田もときめきメモリアルでチャンスを作ると、栗原のエルボーの勢いを借りてふらふらドーン。「最後にノーザン行くぞ! 行かない……」と、もう一度、ときめきメモリアル。完全に頭 にきた栗原は、有無を言わせぬ裏投げでケリをつけた。
◎CATCH THE WAVE2013公開記者会見(別で配信)
4、チャレンジWAVE(20分1本勝負)
○浜田文子(9分54秒、片エビ固め)藤本つかさ●
※APクロス
ゴングと同時に藤本がカサドーラ、逆さ押さえ込みで文子を丸め込んでいく。かろうじてカウント2で返した文子は「はえーんだよ!」とスピンキックでお返しして、試合がはじまった。文子は豪快なボディースラムからカバーにいくと、藤本はブリッジで起き上がり文子の背中にローキックを連発。その後も串刺しドロップキックに、旋回式ボディーアタック、クロスフェース、極楽固めと藤本ペースが続く。張り付けドロップキックにミサイル弾と攻め込む藤本。文子はスピンキックを見舞って流れを変えようとするが、藤本も投げっぱなしパワーボムで必死の抵抗を見せる。そしてツカドーラを狙うが、文子に押しつぶされてしまう。ミステリオラナも文子がライガーボムに切り返す。そして文子はムーンサルト・プレスを放つがカウント2。藤本も延髄斬りからビーナスシュートへと繋げたが、これをキックアウトした文子が電光石火のAPクロス! 完璧な3カウントで世界の文子を知らしめた。
5、TATSUNOKO WAVE(時間無制限1本勝負)
ヤッペーマン1号&ヤッペーマン2号&○ヤッペーマン3号(13分15秒、エビ固め)GAMI●&桜花由美&渋谷シュウ
※ダイビング・ボディーシザーズ・ドロップ
みちのく4・13新木場大会でヤッペーマンと初遭遇したGAMI。3号相手に黒星を喫したため、ホームリングでリベンジマッチを組んだ。リングにド○○ボー一味に扮したWAVE勢がそろうと、1号は「ちょっと待て。言いたいことがある。おい、GAMI! いつもとコスチューム違うだろ。忘れたの? 仕方がない。あとも
う一つ、ト○ズラー、どこにいるんだよ」と抗議すると、鼻を赤くした渋谷がかなり低レベルのボ○ッキーのモノマネ。ある意味、強烈な先制をかまし、ヤッペーマンを腰砕けにした。GAMIvs1号は、手四つの力比べ。GAMIがアームホイップからの張り付けラリアットで、1号を場外に放り落とす。すぐに渋谷vs2号がリングに入り試合続行。ファンが「ボ○ッキー」の大合唱で渋谷を支持すると、調子に乗った渋谷が「今週の…」と前置きしてDDTをサク裂させた。桜花vs3号では、桜花の串刺しキック、3号のコルバタが交互に決まる。すかさずGAMIが2号にメガホン攻撃! ロープ渡りに連れ出すがロープを揺らされ転落すると、ヤッペーマンの 連係攻撃が決まる。ド○○ボーWAVEも同じポーズで対抗するが、GAMIが一番上に乗るとドミノ式に崩れていく。どうやらGAMIが重過ぎたようだ。続いて2号が桜花を捕えたが、GAMIがマーライオンで救出。2号が「くっせーよ!」と文句を言うと、GAMIは「何が臭いねん!」と本日2回目のマーライオン。ヤッペーマンもトリプルドロップキックでド○○ボーWAVEを場外に落とすと、1号&2号がロープ越えプランチャ。3号がコーナープランチャで続き、流れを変える。リング上。渋谷を標的にしたヤッペーマンだったが、渋谷がDDTでやり返し、桜花が顔面蹴りからの垂直落下。すかさずGAMIが3号の胸を掴むエロファイトを展開していく。悲鳴をあげる3号の助けに、2号がスワンダイブ式バックエルボーで飛来する。攻勢に転じたヤッペーマンは、1号&2号のランニング・ブレーンバスターから、3号がダイビング・ボディープレスを投下。GAMIを追い込んでいく。一方のド○○ボーWAVEは、桜花のネックハンギングボム、渋谷のDDTでGAMIをアシスト。チャンスとばかりにGAMIが目突きからの首固めで丸めるがカウント2。さらに桜花がビッグブーツで援護しようとするが、あろうことかGAMIに誤爆、渋谷のミサイルも誤爆してしまい、流れは再びヤッペーマンに傾いてしまう。ここで3号はジャーマンを敢行! キックアウトされたものの、1号&2号のトラースキックから、3号がダイビング・ボディーシザーズ・ドロップを投下させ、GAMIから2勝目をゲットした。
◎試合後のマイク
GAMI「まいど。ボ○ッキー、小ネタはいいけど、プロレスはタイミング悪すぎる。もうちょっとリングに集中してもらえるかな? また負けた…。もう1回やるからな。次やるのは引退試合12
月30日、あけておいてください。それまでにヤッペーマンの弱点を探しておくから」
1号「わかった。お前もしっかりコスチュームを持ってくるんだぞ」
GAMI「やまかしい! 本当に今日はコスチューム忘れてすみませんでした。ほなさいなら。ボ○ッキー締めろ(とステージ席へ)」
渋谷「本日は、TATSUNOKO WAVE、来ていただいた皆様、ありがとうございました。えー、今日は何も降ってきません。ので、いつもの、これがWAVEだ!で締めたいと思います(ファンも選手もエー!の声)」
ステージ席の桜花が「あるだろ、決め言葉が」と野次を飛ばすと、GAMIが渋谷に歩みよりなにやら耳打ち。そのあと渋谷は、「豚もおだてりゃ、木に登る!」で締めようとしたが、これも微妙な雰囲気になってしまったため、ボヤキ気味に「じゃあ、みなさんで最後、ポチッとなと言ってください」と渋谷。最後は「ポチッとな!」の大合唱で、大会が終了した。