『Pure-violence road.8~こどもの日スペシャル~』
◆5月5日(日)板橋グリーンホール(13:00)
観衆185人(超満員札止め)
▼4WAYマッチ・20分1本勝負
ボリショイキッド(7分36秒/ウラカンラナ)Leon
※あとの2人は阿部幸江とKAZUKI
阿部とKAZUKIがコーナーを使った合体攻撃を狙うが、ボリショイがLeonにカンチョーを食らわすと玉突き事故でKAZUKIと阿部もエジキに。すかさずボリショイがLeonを丸め込んで勝利した。
▼30分1本勝負
ヘイリー・ヘイトレッド(7分23秒/パワーボム→体固め)モーリー
ヘイリーを相手に真っ向勝負を挑んだモーリーはラリアットでなぎ倒すなど奮闘。しかしヘイリーはラリアット、ジャーマンとつなぐとパワーボムでマットに叩きつけて3カウントを奪った。
▼30分1本勝負
○春山香代子&倉垣翼(13分20秒/ラリアット→片エビ固め)●ラビット美兎&つくし
ラビットとつくしはフットスタンプのコンビネーションで先制するなど好連係。2人の攻撃を受けきった春倉は同時に放つラリアットを決めて、タッグ王者の貫禄を示した。
▼30分1本勝負
ライディーン鋼&○華名(9分54秒/腕ひしぎ逆十字固め)●中島安里紗&川佐ナナ
2日前には笑顔でタッグを組んだ中島と華名だが、この日は開始早々から激しく火花を散らす。向かい合っての打撃の応酬から中島の腕に飛びついた華名が、グラウンドで腕を極めてギブアップを奪った。
マイクを持った華名は中島に対し、「オマエ、女子プロに染まりやがって。結局、女子プロやんか!」と、まくしたてる。中島は「染まるも何もなぁ、こっちは最初から女子プロレスが大好きなんだ」。華名は「大好きだったら守ったらええやんけ! せやけどなぁ、オマエちっちゃすぎるんじゃ、スケールがなぁ! 何やってもJWPの中でしか通用せえへんのじゃあ! オマエこのままやったらな、一生私に勝たれへんわ!」。2人はリング上のみならずバックステージでも乱闘を繰り広げた。
★中島のコメント

「なんだかんだで何回かJWPでやってきたけど、結局合わなかったってことじゃないですか?」
━━シングルで対戦を?
「それはそうですよね。女子プロレス、バカにされて黙ってらんないし。私はJWPだけじゃなくて女子プロレス自体に誇りを持ってやってるし、その女子プロレスをバカにされて、黙ってるわけにはやっぱりいかないよ」
━━タイトルを賭けて?
「その部分に関してはまだまだ全然、日にちも決まってないし…。でも、華名とのシングル。ちっちゃい会場でやるつもりもないし、もう少しそれ関しては待ってください」
━━華名の女子プロレス批判について。
「前々から言ってたみたいですけど、それは向こうの姿勢からは見えてこない。女子プロレスに参戦して仕事の大半は女子プロレスからもらってる。そんな奴がよくもぬけぬけと女子プロレスをバカにできるなと」
★華名のコメント
「中島がいい選手っていうのはわかってるし、復帰してからおもしろい存在感の選手だっていうのはわかるんやけど、女子プロが好き、守っていきたい…それはそれでええけど、スケールがちっちゃすぎてJWPの中でしか通用せえへん。そんな選手になってほしくないから。現実見せてあげました。チャンピオンだからって浮かれてんちゃうぞっていうところで。現実を見ろよ?って。新人も新人で、今ごろになってつっかかってきますけど。もっと最初からないんかい?って。ずっと無関心でね。これがJWPやっていうところじゃないですか?」
━━中島とベルトを賭けて対戦を?
「まったく興味ないし。ホンマにSGPのベルトのほうが興味あるわ。JWPのベルトなんか、あげるって言われてもいらんわ。中島が“お願いします”っていうからやってあげようってなったけども、わからへんやんけ、中島も…」
▽インフォメーションコーナー
阿部幸江、KAZUKI、ラビット美兎、海野なぎさが『DREAM ON STAGE』5・26新木場大会をPR。同大会はJWPの全面協力として、JWP全選手の参戦が決定したことを発表した。ラビットは「アイドルが大っ嫌いで、ホントに目の前で言うのは悪いんですけど興味がなくて。でも組むからには頑張っていきたいと思います。アイドルファンをプロレスファンに変えてもっともっと盛り上げていきたいと思います」とコメント。海野は「今回初めてプロレスに挑戦させて頂くことになったんですけど、私プロレス大好きでいつも格闘技とか見てたりしてたので、今回挑戦できてメチャメチャ嬉しいです。いろいろ迷惑をかけるかもしれないんですが、頑張るので応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。
▼EVE選手権試合・30分1本勝負
ニッキー・ストーム(13分22秒/アークティック・サイクロン・ネックブリーカードロップ→体固め)中森華子
※第6代王者が2度目の防衛に成功。
中森の猛攻にニッキーはイスを持ち出す場面も。キックの連打でグロッキー寸前まで追い込まれたニッキーだが、必殺の変形ネックブリーカーを決めてかろうじて王座防衛に成功した。
▼JWP認定ジュニア&POP選手権試合・30分1本勝負
勝愛実(9分45秒/ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め)Sareee
※第23代JWP認定ジュニア&第13代POP王者が2度目の防衛に成功。
18歳の王者と17歳の挑戦者による一戦は「こどもの日」としてメインイベントに抜擢。大きな声で気迫を前面に打ち出して闘うSareeeに対し、王者の勝は手数よりも1発の重さで対抗していく。Sareeeの執拗な丸め込みを凌いだ勝が、2発目のダイビング・エルボーで勝利。昨年4月は時間切れに終わったSareeeとのシングル同期対決を制した。
マイクを持った勝は「1度目の防衛戦から1ヶ月足らずで2度目の防衛戦を迎えましたが、無事に防衛することができました! 自分の目標は防衛回数をただ増やすだけではなく、日向あずみさんがJWPジュニア時代に築き上げたV10という記録を破ることです! 自分もいまチャンピオンですが、ジュニアの枠にとどまらず上に上に向かっていきたいと思います! これからも皆さん、応援よろしくお願いします」と締めた。
★勝のコメント
「自分自身シングルでベルト持ってメインに立つのが今日が初めてだったので、すごく眠れない日とかあったんですけど…良かったです!(笑)今日2度目の防衛戦、勝つことができて。メインの重要さっていうのを改めて感じた試合でした」
━━Sareeeについて。
「1発1発がすごく重くて、負けず嫌いだったりとかすごく似てて。負けたくないっていう気持ちがお互いにすごく強くて、とても熱い試合だったと思います。また、何年後かにお互い成長して当たれたらなと。すごく熱い試合ができるんじゃないでしょうか?」
━━チャンピオンとして今日の試合は?
「まだまだですね。メインに立つにはまだまだかなって思います。すごく反省した試合でもあったし。これからも自分への勉強というか…すごくでも悔しかったです。防衛したんですけど、なんかすごく悔しくて。どうしてもメインというのが大きくて、自分の中で。悔しいですね」
━━連続防衛記録を伸ばしたいと話したが。
「前にも言ったんですけど、自分のこのベルトに興味がある選手はどんどん名乗り上げてきてほしいなって思ってます」
★Sareeeのコメント
「自分がベルトを獲って、3年目は自分が若手を引っ張っていこうと思ってたのに悔しいです。勝はすごく負けず嫌いで、自分も負けないぐらい負けず嫌いなんでホントに今…悔しいです。でもまた絶対に挑戦したいです。すぐにでも、もう1度挑戦したいです。次は絶対自分がベルトを獲って…獲りたいと思います」
━━もう1度闘ったら勝つ自信はある?
「それはあります。やっぱりパワーで負けちゃってるところがあるので、次やったときはもっとガツガツいきたいと思います。もっと自分もパワーをつけて簡単に投げられたりしないように、今から練習しようと思います」
━━地元での試合だったが。
「たくさんの方が応援してくださってるのが聞こえてきました」
━━勝からベルトを獲りたい?
「はい。同期なんで…それに1回引き分けてる選手なんで。絶対に負けたくなかったし負けると思ってなかったので、ホント今日はすごい悔しいんですけど、気持ち切り替えて頑張んないといけないと思います」