『アイスリボン・363』
◆1月28日(土)埼玉・イサミレッスル武闘館(18:00)
観衆60人
▽オープニング
本日のMCは成宮が挑戦。緊張しながらの進行。入場式のあいさつは帯広。「春山さんとのシングルマッチ、当たって砕けろの気持ちでぶつかっていきます」
▼10分1本勝負
星ハム子(時間切れ引き分け)長野ドラミ
普段はもっちりファミリー同士のハム子とドラミだが、一週間後の横浜リボンでは「ハム子&もちvsドラミ&くるみ」という同門タッグマッチが組まれており、今日はその前哨戦とも言えるシングルマッチ。パワー系のタイプ同士の試合らしく、ロックアップからの押し合いでスタート。ショルダータックル合戦も互角。なかなか試合が動き出さない膠着した展開のまま残り時間が少なくなる。ドラミのサウスポー・ラリアットは、ハム子もラリアットを出して相打ちの後、すぐにハム子がもう一発ラリアット。ハム子はトップロープからのプレスを狙うが、ドラミが膝を出して迎撃。ドラミはトップロープから一撃必殺の重爆セントーンをきめるが、ここでタイムアップ。両者、決め手を欠いたままのドローに終わった。
▼10分1本勝負
ヘイリー・ヘイトレッド(4分8秒/スクールボーイ)松本都
横浜で新田猫子のトライアングル選手権に挑戦する都(もう一人は葛西純)。横浜で必勝を期すため、試練を与えてほしいと自ら志願。これにより本日、最強戦士ヘイリーとのシングル戦がマッチメークされた。やる気の表情の都は、開始と同時に「おわりー」と叫んでマンマミーア。戸惑うヘイリー。その後も予想に反して、都はコルバタ、スイングDDTとヘイリー相手に持ち技を繰り出していく。ヘイリーのランニング・パワーボムも「ヤー」と叫んでからのウラカン・ラナで切り返してみせた。ヘイリーのアバランシュホールドやノーザンライト・スープレックスもクリアした都だったが、最後はみやここクラッチを返されてのスクールボーイでカウントスリー。しかし都の頑張りを認めたヘイリーは、試合後、都と二人でY字バランスのポーズを見せた。
▼10分1本勝負
春山香代子(7分12秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)帯広さやか
JWPから春山が久々のアイスリボン参戦。帯広とはシングル初対決となる。春山好きで帯広嫌いのハム子が、アイスリボン所属ながら春山のセコンドにつき、大声で春山の応援に回った。ゴングと同時に、張り手、エルボー合戦と果敢に春山に挑む帯広。春山は、帯広をコーナーにおいつめ「お前、何歳だ?」ときくと「25歳ですっ」と叫んだ帯広に、ブレイジング・チョップ25連発。ドロップキックやスモール・パッケージ・ホールドをしつこく連発して反撃する帯広だが、春山はバックドロップやミサイルキックで帯広を追い込んでいく。得意のバースも出すなど粘る帯広だったが、最後は春山が「ハイ! ハイ! ハイ!」とあおり、セカンドコーナーからのダイビング・ギロチンドロップ。帯広を横綱相撲でマットに沈めた。
▼30分1本勝負
Ray&○つくし&くるみ(16分17秒/ハルカゼ)志田光&成宮真希&●みなみ飛香
横浜リボンでのリボンタッグ選手権、志田&成宮vs藤本&つくしの前哨戦ともなる6人タッグマッチが本日のメイン。まずは横浜で当たる成宮とつくしがレスリングの攻防。Rayとひかりが素早い動きを見せれば、志田とくるみの辰年の年女二人はそろってドラゴンリングイン。これも辰年にちなんだかはわからないが、途中、全員でドラゴンスリーパーの数珠つなぎというシーンも見られた。つくしが成宮に強烈なドロップキックや複雑にしめあげるキャメルクラッチを見舞えば、志田はつくしと激しいエルボーの打ち合い。つくしと飛香の局面になると、飛香がスワンダイブ式プレスや回転足折り固め。さらにつくしのハルカゼを前転して立って防ぐなど、身体能力の高さを見せる。しかし、飛香の切り札ブロックバスターを必死にこらえたつくしが、最後はハルカゼをズバリと決めて、飛香からフォール勝ちを奪った。
▽エンディング
座談会では、引き分けに終わったハム子とドラミが、ともに横浜での“もっちりタッグマッチ”での決着をアピール。ハム子は「もっちり対決で勝って、もっちり母さんに指名したい人がいる」とゲストの春山をチラ見。
ヘイリーに敗れた都だが「ヘイリーをあと一歩まで追いこみながら詰めの甘さで負けてしまい残念」と言うと、明日の道場マッチで組まれた試練のカード第2弾、都vsハム子&もち&ドラミ&くるみの1vs4ハンディキャップマッチに言及。「自分のイメージした試練とはちがって、試練というよりカオスだけど、やるからには勝つ。そして明日、プロレス界に革命を起こす」と宣言した。
帯広が「当たって砕けてしまったかもしれませんが心は砕けてません」と発言すると、春山は「帯広と初シングルだったけど、なかなかやるじゃんと思いました。全然砕けてないよ」と健闘を称えた。
そして、ここまで普段より淡々と進む座談会に対して、志田が突然、司会の成宮にキレる。「成宮、お前は暗いんだよっっ。もっと座談会、パーッと盛り上げろよ!」。これにハム子が「成宮は少し酒を飲んだほうがいいんじゃない?」と口をはさむ。成宮は「いやー、明日も試合じゃなければ飲んでもいいんですけど…」と漏らすが、これに志田が炎上。「そういう問題じゃねえだろっ。横浜のタイトルマッチ終わるまで禁酒だっ。勝ったら飲ませてやるよ」と酒豪の成宮に過酷な通告。一週間の禁酒にショックの色を隠しきれない成宮だったが、ますますタイトルマッチに負けられなくなったと決意を固めたようだ。
Rayが「本当に成長が早い」と驚いたつくしとくるみ。くるみは「小学校も残り2ヶ月。小学生のうちに、また何かのベルトを巻きたい」、つくしは「明日の志田さんとのシングルに勝てば、ICE×60も見えてくる」とそれぞれ語った。
締めのあいさつは、くるみ。「自分は、きのうの19時から明日まで3連戦。たくさん試合ができてうれしいです。もっともっと試合をしたいです。そうすればもっともっとハッピーになれると思います。だから応援よろしくお願いします。プロレスでハッピー、アイスリボン!」
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【結果】アイスリボン1・28蕨
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