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Channel: 女子プロレス専門誌『RINGSTARS』
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【結果】アイスリボン3・28蕨

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『アイスリボン道場マッチ・377』
◆3月28日(水)埼玉・レッスル武闘館(19:30)
観衆80人
 
▽オープニング
 
 3月20日後楽園大会後、最初の道場マッチ。前説に登場したのは、今日は試合が組まれなかったIW19チャンピオンのくるみ。3月31日までは小学生のくるみが、元気よく司会をおこなった。
 
▼10分1本勝負
 つくし(7分21秒/ハルカゼ)新田猫子

 
 シングル初対決。リボンタッグ王者とトライアングル王者の一騎打ち。つくしは、いきなり猫子のしっぽに狙いを定めて、しっぽを極めにかかる。痛がる猫子。猫子は前転からのセントーン連発で反撃すると、しっぽを利用してのスリーパーホールド。セコンドは反則だと指摘するが、しっぽは体の一部とみなしたレフェリーは反則をとらない。ならばとつくしは、猫子のしっぽをロープにしばりつけてドロップキックから、しっぽホイップ。しかしミサイルキックはかわされると、猫子の首固め連発であわやのカウント。強烈なドロップキックで反撃に転じたつくしは、今度はミサイルキックをヒットさせる。これはカウント2で返して粘りを見せた猫子だったが、つくしはここで伝家の宝刀、ハルカゼ。地力に勝るつくしがフォール勝ちを奪った。
 
▼10分1本勝負
 志田光(9分24秒/ブレーンバスター→片エビ固め)内藤メアリ

 
 後楽園大会で初勝利をあげたばかりの内藤が、ICE×60王者の志田とのシングル戦に挑む。ゴングと同時に走りこんだ内藤に、志田はパワースラムをきめて、あわや瞬殺だったが内藤がなんとか返す。その後も志田はワンハンド・バックブリーカーからの逆エビ固め、キチンシンク、荒鷲ドライバー、フェースロックと一方的に内藤を攻め込む。志田をオーバー・ザ・トップロープで場外に落とすことに成功した内藤は、エプロンを走りこんでのプランチャ。さらに場外でのチョップ攻撃で志田を攻めると、リングに戻りスインギング・ネックブリーカーを連発。残り時間が少なくなったが、余裕を持っていた志田は二ーアタックで攻め返し、最後はブレンバスター1発。落ち着いて勝利をおさめた。
 
▼15分1本勝負
 ○米山香織&松本都(14分46秒/ロールスルー・ジャーマン・スープレックス・ホールド)リボン高梨&●帯広さやか

 
 当初は帯広vs都のシングルマッチが発表となっていたが、前日の崖のふちプロレス蕨大会の中で急きょカード変更。米山香織が引退撤回以来、初のアイスリボン出場が決まった。「自分行きます」と手をあげた米山と帯広が先発。2人とも気合の入った動きで客席をわかせる。都と高梨が出てくると、都の理にかなわないプロレスに高梨は嫌な表情を隠せない。序盤は都のローンバトルが続くが、ようやく米山にタッチすると、米山は二人まとめてミサイルキックでふっ飛ばし、高梨にセントーン、帯広にボー・アンド・アローといきいきした動きを見せる。高梨は米山に「トラースキック!」と予告してキックを狙うも「やっぱり撤回」と首固め。エキサイトした米山はヒザ蹴りを高梨に連打すると、都と二人で撤回パンチ、撤回キック、撤回バスターをきめ、ダブル・マンマミーアから「撤回でハッピー」と叫んでフォールにいった。帯広が入ってくると米山にドロップキック連発。ここから米山と帯広が得意技を繰り出すめまぐるしい展開に。帯広の気迫満点の闘いぶりに沸く場内。試合時間が残り30秒を切るが、ここで米山のロールスルー・ジャーマンがきまる。熱戦を制した米山は、帯広と深々と握手をかわした。
 
▼20分1本勝負
 ○成宮真希&雫あき(13分48秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)藤本つかさ&●長野ドラミ

 
 お寺プロレスの雫がアイスリボン初参戦。成宮とのタッグも、藤本、ドラミとの試合も、もちろん全てが初めてとなる。170センチ、67キロの雫はアイスリボンのリングでひときわ大きさが目立つ。ドラミのショルダータックルを受け止めると、逆にショルダータックル。しかし、替わった藤本は「女子プロレスを教えてやる」と叫び、雫の髪の毛をつかんで投げると、ドロップキックから「アイスリボンを教えてやる」とアイストレイン。だが圧倒的なパワーを見せる雫は、藤本のヒザ十字固めを切り返し強引なジャーマンで投げ捨てると、成宮とアルゼンチン・バックブリーカーの競演。雫に対して団体対抗戦ばりの敵意を見せたドラミは馬乗りになって張り手。下から張り返されるとタックルでなぎ倒す。しかしドラドラアタックはスピアーで返され、雫は卍固めでドラミを追い込んだ。替わった成宮にドラミはドラドラドライヴを狙うが、成宮は頭上で暴れてそのままギロチンドロップで切り返す。アルゼンチン・バックブリーカーからトップロープに喉元を叩きつけ、セカンドコーナーからギロチンドロップを出すが、これはカウント2。左のラリアットで反撃したドラミは、トップロープからセントーン。しかしカットに入った雫が、そのままフォールの体勢のドラミをフィッシャーマン・スープレックスでぶっこ抜く。そこに成宮がおたけびをあげて、トップロープからギロチンドロップ。久々のフェバリットホールド炸裂で、成宮がドラミをマットに沈めた。
 
▽エンディング
 
 座談会で、帯広がアイスリボンのリングで米山と再会できたことを喜ぶと、米山も「アイスリボンのみんなとまた闘っていきたい」と宣言。
 
 初参戦の雫について、タッグを組んだ成宮は「連係に不安はあったけど学ばせていただくことも多かったので、また組みたいし、当たってもみたい」、対戦したドラミは「すごく力がある。自分は寝ているところから投げられたのは初めて」、藤本は「これからもアイスリボンにあがってほしい選手。シングルやトライアングルでも当たりたい」とそれぞれ感想を語る。雫は「アイスリボンの“プロレスでハッピー”というコンセプトは、自分の所属するお寺プロレスに通じるものがあるので、以前から興味があった。今日、初めて参戦できてうれしい。今後も出たいし、アイスリボンだけでなく、19時女子プロレスにもあがってみたい」と継続参戦を希望した。
 
 また藤本は「昨年の5月5日におこなわれた『ゴー!ゴー!ゴールデン・ミックスドタッグトーナメント』を今年の5月5日も開催します」と発表する。8チームがエントリーされるので、出場希望のアイスリボンの選手は、組みたい男子選手とその理由をそえて次回の道場マッチから立候補を受け付けるとのこと。
 
 志田が、昨年夏にもイギリスから来日したエイプリル・デイヴィッヅが再来日することを発表。明日、日本に到着予定ということで、早ければ金曜日の19時女子プロレスから試合に出場する。
 
 最後は成宮が「5月5日まで、もう38日しかありません。選手みんな次の後楽園に向かって頑張りますので応援よろしくお願いします。プロレスでハッピー、アイスリボン」としめくくった。


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