『CMLL-REINA FIESTA 2014開幕戦』
◆8月8日(金)埼玉・レッスル武闘館(19:00)
▼20分1本勝負
エストレジータ(8分11秒/エストレジータ・スペシャル)小林香萌
久々の参戦となるエストレジータ。執拗なる腕攻めでリードを広げるも、小林もアームホイップで反撃。この流れをエルボーで打ち切るとセクシーポーズを見せる。小林もコレには突っ込めず。今度はチョップの連打からラリアット、そしてギロチンへ。今度は腕と足を両方決めるジャベ。これに対して小林もミサイルキックでやり返す。さらにセントーンへ。これを切り返したエストレジータは、低空のドロップキックの連発。しかし小林も首固めからマヒストラルを見せて追い込みをかける。しかしエルボーをかわしたエストレジータは逆さ押さえ込みの体勢からジャックナイフに決めるエストレージータ・スペシャルでフォールし、第1戦を制した。
▼10分1本勝負
高橋匡哉(時間切れ引き分け)中里哲弥
高橋はダブルのタックルを見せるも、中里もタックルで反撃。さらにナックルパンチを連打。そしてボディスラムで投げ飛ばす。しかし場外乱闘になると高橋がゴングを使っての攻撃でリード。再びリングに戻ると、中里は全体重をかけたヒップアタックから逆エビへ。高橋の声から思わず「ギブアップ」の声が漏れる。試合終了と思い技を解いた中里だが「ギブアップしてねえ」と、高橋は否定し試合は続行。残り1分を切り、高橋はスクールボーイを連発。中里も返しフォールを狙うも、ここでタイムアップとなった。試合後、なぜか引き分けとなった不服を玉川レフェリーにふつける高橋。「オマエ覚えとけよ!」と遺恨を残しての終了となった。
▼30分1本勝負
松本都(12分32秒/グラウンド卍固め)加藤悠
“しりぷろ”同門対決が実現。意外にも最初は静かな立ち上がり。マウントからストンピングで足を出そうとする都に加藤はしがみつき、ストンピングは不発。続けて都はボストンクラブ。今度は加藤が反撃のドロップキック。さらにぶら下がり式の腕ひしぎへ。しかし都もここで加藤の腕を取り、逆さ式の腕ひしぎ。今度は都がサッカーボールキック。すると加藤も同じようにサッカーボールキックで反撃。この攻防がしばらく続くが、都のサッカーボールキックを防いだ加藤がそのままアキレス腱固め。都も体を入れ替えると、グラウンド式のドラゴンスリーパー。ロープに逃れると、館内中に響く加藤のナックル。都もやり返す。さらに加藤は張り手を決めると、都はクロスチョップへ。すると、加藤は腕ひしぎからの腕固め。全体重を乗せて攻撃する。都はアゴを捕らえる延髄蹴りからショルダーネックブリーカー。そしてグラウンド卍に捕らえると粘る加藤もついにギブアップ。意外にも格闘技色の濃い戦いは、加藤の成長が十分に見られる好勝負となった。
▼30分1本勝負
○ラ・コマンダンテ&アレックス・リー(12分18秒/風車吊り)朱里&●真琴
コマンダンテ&リーの入場には極悪レフェリーのソフト今井が付く。先発は朱里とコマンダンテ。まずはコマンダンテが怪力で朱里を投げ飛ばす。朱里はジャーマンの体勢に入るもヒップアタックで防御。ならばと朱里はティヘラを敢行し、ようやくコマンダンテを倒す。続いて真琴とリーへ。真琴が無気力キックの連発でいい流れを作るが、背後からコマンダンテのチョップで動きを止められる。さらにコマンダンテはリーのアシストを得て、お尻にチョップ一発。真琴の悲鳴が響き渡る。続けてコマンダンテがチョップを胸板に決め、足の付け根にも一撃。一方的にいたぶり続けられる真琴。そして再びリーが真琴をとらえると羽交い絞めのお尻へチョップ。今度はリーのキャメルクラッチを食らうがDDTで反撃へ。ここで朱里にスイッチ。朱里はリーにキックを連発すると、低空のキック、膝蹴りからハーフハッチへ。しかし、コマンダンテが朱里をとらえネックハンギング。ボディプレスをかわした朱里は回転エビ固め。この後、真琴はタックルを連打するもコマンダンテを倒せず、チョークスラムを浴びようとした際に、切り返してのエビ固め。さらにWWニーを繰り出す。コマンダンテもカンパーナで反撃すると、朱里がキックを決め込んでカット。しかし、真琴のダメージは回復せず、最後はコマンダンテが風車吊りに決めてギブアップを奪う。8・20新木場でのREINA世界タッグ挑戦を前に赤信号がともった。
▼CMLL-REINAインターナショナルジュニア選手権試合・60分1本勝負
成宮真希(8分39秒/ユルネバ→エビ固め)シルエタ
※成宮が第5代王者となる。
5・29アマポーラ戦を経て、今度はCMLLーREINAジュニア挑戦の機会を得た成宮。まずはスタンディングで互角の攻防を繰り広げる。アマポーラへの挑戦から2カ月あまり、成宮のルチャに対するさらなる成長が感じられる。シルエタはアームホイップからコーナーの2~3段目を生かしたドロップキック。さらに風車式のバックブリーカーへ。大技の連発でピンチの成宮だが、コーナーに押し込んでのストンピング。さらにカンパーナを決める。しかしシルエタは背後からドロップキック、さらにアキレス腱固めを決めると成宮は苦悶の表情。その後ナックル合戦となり、シルエタがエルボー。成宮もスピアーで返す。シルエタはダブルリスト・アームサルトから首固めにつなぐと、成宮はなんとか返す。ならばと、ファルコンアローに行くがこれもギリギリカウント2。ここで息を吹き返した成宮はブレーンバスターから、スパイン式ボム、なんとか返したシルエタだが、成宮のユルネバが炸裂してついに3カウント。成宮がCMLL-REINAインターナショナルジュニア王者に輝いた。セコンドの猫子が腰にベルトを巻くと、成宮はマイクで「ベルトを獲ったぞー! 本当急遽決まったタイトルマッチでゾクゾクしたけど、とうとうメキシコの切符を手に入れた。もちろん、これからですけど、このベルトを防衛し続ければ(メキシコ遠征の)近道だと思うので、ずっと防衛して私の色に染めていきます!!」と抱負を述べた。